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学会の歩み

学会の歩み

 平成24年に、ケアリングと平和をメインテーマとする学術集会を開催する目的で任意団体と
して結成されたのが始まりである。団体のメンバーにはケアリング理論を開発して世界中に使用
されるまでに普及させたJ.ワトソン博士を名誉会長にし、その関連団体を共催団とする一方、
国内のケアリングに関する研究、教育、実践の第一人者を企画委員として編成した。世界で初め
て原爆が投下された広島を発信地とし、国内だけでなく、広く世界に向けて「ケアリングと平和」
という強いメッセージを伝え、ケアリングの実践が平和構築に繋がるとともに、新たなケアリン
グの輪を広げていくことをねらいとし、第1回の学術集会を開催した。

第1回国際ケアリング学会学術集会
 メインテーマ:「ケアリングと平和〜看護からのメッセージ〜」
 学術集会長:新道幸恵(日本赤十字広島看護大学学長)
 平成 24年3月24日(土)〜25日(日)
 平成27年には、ケアリングを看護教育の実践で広げていくことを願って、第2回の学術集会
 を開催した。

第2回国際ケアリング学会学術集会
 メインテーマ:「ケアリングと看護教育」
 学術集会長:安酸史子(防衛医科大学校医学教育部看護学科教授)
 平成27年11月7日(土)〜8日(日)

この間、名誉会長であるJ.ワトソン博士は教育活動にとどまらず、ケアリング理論の看護実
践への応用とその研究のため、国際的な学際的活動や実践のためのプロジェクトを展開している。
米国コロラド大学ヒューマンケアリングセンターの設立・海外での学会開催の運営に寄与し、さ
らに近年、Watson Caring Science Institute(WCSI非営利団体)を設立し、米国内や海外での看護
実践者がケアリング理論を応用していくためのワークショップや看護継続教育を行っている。
 新道幸恵は、阪神淡路震災時の看護管理の経験をもとに、看護管理におけるケアリングについ
ての実践及び研究を行ってきた。
 安酸史子は、平成24年に文部科学省の事業で採択された「看護系大学から発信するケアリン
グアイランド九州沖縄構想」の代表として、看護教育におけるケアリングの実践及び研究を行っ
てきた。
 任意団体として2回の学術集会を開催し、個々の活動を継続してきたが、より広くケアリング
の輪を広げていくためには、学会組織にしたほうが良いという内外からの要請を受け、
 平成28年に、「ケアリングの国際的な学術交流の促進を通して、世界の人々の健康と安寧および世界平和に貢献する」ことを目的として、新道幸恵を理事長、安酸史子を副理事長とし、
J.ワトソン博士を名誉会長として正式に学会として発足するに至った。